村山寛さんは京都の奥座敷「京北」の地で
六代続く林業・農業を営みながら、国産アロマの製造を行っています。

なぜ村山さんがアロマを製造することになったのでしょうか。
香りの向こう側を見てみると
そこには時代の流れと次世代への想いがありました。

香りの向こう側を知るともっとアロマが愛おしくなるのです^^

かつての京北は京都府の木「北山杉」のブランドに支えられ、林業の盛んな地域でした。
今では時代の流れと共に生活スタイルが変化し、
茶室や木造建築の減少に伴い北山丸太を販売する形態では事業の存続は厳しくなっていきました。
その影響で賑わっていた北山杉の生産業者は激減していきます。

それに伴い手入れのない山は杉や桧に覆われて、林業家の高齢化も重なり、
山は次第に荒れていきます。
大雨が降れば、山も崩れ川も崩れていきます。

北山の山林をこの状況から何とか脱却する方法はないだろうか?
北山杉の活用法を模索していたとき、村山さんに気づきが起こります。

「北山杉」ブランドのアロマオイル(精油)をつくろう。

日本各地のアロマオイル(精油)の生産地を訪ねて、視察を繰り返します。
抽出方法は水蒸気蒸留法、最初から大きな費用は掛けられないので抽出装置は手作りです。

原料となる杉の伐採時期や粉砕方法、蒸留時間など
それぞれの工程を試行錯誤しながらアロマオイル(精油)の抽出ができるまでに1年を要します。

村山さんの想いはかたちとなって
京北の地で「北山杉のアロマオイル(精油)」が誕生しました。

北山の山林を守り、林業で生活できる若い世代を定着させていくことが
使命だと村山さんは言います。

次世代に豊かな里山の風景と基幹産業の林業をつなぐためには
1種類のみのアロマオイル(精油)だけでは限界があると
地元の植物に目を向け更にラインナップを増やしています。

改良と工夫を繰り返しながら生産ラインを自動化し、効率化を図ることによって
数種類の精油を製造できるように整備をしてきました。

今後は地元の芸術家の方たちとコラボレーションをしたり、
アロマオイル(精油)製造という事業が
新しい産業のかたちとして京北の経済活性化になることを夢見て
村山さんはその想いにまっすぐに、アロマオイル(精油)の製造に取り組んでいます。

村山さんのつくる香りには特徴があります。
どの香りにも「あたたかさと優しさ」があるのです。

地域のこと、次世代のこと、自然のことを想って
アロマという新しい分野にチャレンジした村山さんの熱意と優しさが香りに反映されています。

京北という生まれ育った土地の資源を活かし、
燃料の薪は山地残材を有効活用、蒸留用水は地元の銘水を使用しています。
(燃料に薪!水蒸気蒸留法の中でも珍しいことです。詳細は商品ページにてご覧ください^^)

「北山杉」という既存ブランドを林業からアロマの世界へ。
代々続く家業に新しい風を取り入れることは容易ではないと思います。
ましてや、アロマとは無縁だった村山さんがアロマオイル(精油)の抽出を行って
安定供給や確かな品質の製品に仕上げるまでには大変なご苦労があったことと思います。

村山さんのお話を伺いながら、感じたことがあります。

アロマを使うことは地域の産業を応援すること、
香りの向こう側を知ることは生産者さんの想いを共有すること。
香りには人をつなぎ、世代をつなぐちからがあると思うのです。

六代目から七代目、八代目のお孫さんにもつながる活動を、
そして、この活動を北山丸太などの基幹産業である林業の再評価につなげたい、
村山さんのつくる香りは地域と自然、次世代への愛が詰まった香りです。

商品一覧

杉乃精 エッセンシャルオイル(精油) 水尾柚子(ミズオユズ)果皮 【5ml】

価格 5.000円(税込 5,400円)
本年度の価格は
原料の調達状況等によって変動する場合がございます